計測基盤の構築

いま使っている計測ツールは、来た人を全員数えているわけではありません。Safari と Firefox はブラウザ側で計測用のCookieを短い期間で消しますし、広告ブロックを入れている訪問者は読み込みの時点で落ちます。落ちた人は「来なかった人」として記録されるので、減っていること自体が画面に出ません。

これを、お客様自身のドメインのサーバでいったん受けてから記録する形に組み替えます。ブラウザから見れば自社サイトへの通信なので、規制の対象にならず、広告ブロックの一覧にも載りません。この構成は、弊社が自社で運営しているメディアで実際に動かしています。打ち合わせの場で、受け口から BigQuery に入った生ログの1行まで、その場で開いてお見せします。

Features

自社ドメインで受ける

計測の受け口をお客様のドメイン配下(例:/t/)に置き、そこから先は弊社が構築したサーバが処理します。訪問者のブラウザから見ると自社サイトへの通信なので、第三者Cookieの規制にも広告ブロックの一覧にもかかりません。

識別子はサーバ側で発行する

訪問者の識別子をJavaScriptではなくサーバ側で発行し、HttpOnly属性を付けて渡します。ブラウザのスクリプトから読めないため、ブラウザ側の保存期間制限を受けません。個人を特定する情報は持ちません。

生ログがそのまま手元に残る

受けたデータはBigQueryへ直接入ります。集計済みの画面ではなく1行ずつの生データが自社の資産として残るので、あとから別の切り口で数え直せます。他社ツールの仕様変更で過去が消えることもありません。

Solutions

  • いま何%取りこぼしているかの実測

    最初の2週間、現行の計測と並走させて同じ期間の訪問者数を突き合わせます。御社がいま何人取りこぼしているかを、推定ではなく実数でお出しします。作るかどうかは、その数字を見てからお決めください。

  • 広告の費用対効果の計算し直し

    取りこぼした訪問者は、広告からの成果としても数えられていません。計測が通った状態で見ると、止めるべきだった広告と、増やすべきだった広告が入れ替わることがあります。

  • 既存ツールとの併走

    いま入っているツールはそのままで構いません。並べて動かし、両方の数字が同じ画面に出る状態にします。見比べられるので、どちらの数字で意思決定するかを御社が選べます。

  • 毎朝ひとりでに出てくる画面まで

    BigQueryに溜めるだけでは誰も見ません。見たい数字が毎朝決まった時刻に出ている状態まで作って引き渡します。

稼働中の実物

自社メディア「ひとり法人の作り方」

弊社が運営しているメディアで、ここに書いた構成をそのまま動かしています。受け口・サーバ・BigQuery・日次の集計まで込みの実稼働です。打ち合わせの場で画面を開いてお見せします。

自社メディア「会社のやめどき」

2媒体目。同じ基盤を2つ目のサイトへ載せ替えた事例として、構築後の横展開にどれくらいかかるかをそのままお話しできます。

いま溜まっているもの(2026-10-07 時点)

上の2媒体から入っている生ログの実数です。1,720行/16日ぶん/66ページ/11種類のイベント。うち48.0%(826行)はボットで、サーバ側で判別して分けてあります。受け口から BigQuery の1行まで、止まらずに通っています。打ち合わせでは、この生ログをその場で開いて、1行ずつ中身をご覧いただけます。

この数字は弊社サイトを弊社の基盤で計測したものです。御社の数字は、最初の2週間の並走で実測してお出しします。

進め方

01

取りこぼしの実測(2週間)

現行の計測と並走させ、どれだけ消えているかを実数で数えます。ここで出た数字が、作るかどうかの判断材料になります。

02

設計・お見積り

実測した数字をもとに、どこまで作るかを決めます。この時点で金額が確定します。

03

構築(4〜8週間)

受け口・計測サーバ・BigQuery・集計・画面まで。週1回、動いている実物で進捗をお見せします。

04

引き渡し

ソースコードと設定一式を、御社のクラウド環境の中に残した状態でお渡しします。弊社が止めても動き続けます。

費用

  • 初期構築 120万円〜180万円

    対象サイト数と、既存ツールとの突き合わせの範囲で決まります。01の実測は無償で行い、そこで中止された場合の費用はいただきません。

  • 引き渡し後 月額3万円

    サーバの稼働監視と、計測が止まっていないかの日次確認。実費はお客様のクラウド費用として直接かかります(規模によりますが月数千円程度です)。

向いている会社

  • 広告費をかけていて、その成果を数字で見ている会社

    取りこぼした訪問者は、広告からの成果としても数えられていません。出稿額が大きいほど、見えていない成果も大きくなります。ここが合っている会社では、止めるべき広告と伸ばすべき広告が入れ替わります。

  • 数字をあとから別の切り口で見直したい会社

    集計済みの画面しか残らないツールでは、あとから問いを変えられません。生ログが自社に残っていれば、去年の数字を今年の問いで数え直せます。

  • 作ったものを自社で持ちたい会社

    サーバも集計も御社のクラウドの中に置いて引き渡します。弊社との契約が終わっても動き続けます。月額は監視と確認のぶんで、止めても計測は止まりません。